コンセプト

お店のコンセプト そして、開店に至るまで

私、店主は物作りが大好きな「もったいない星人」である。

お店の名前は「じゃっぱくらふと」
・・・けど、青森(津軽)の人達なら ピン!とくるのでは!?

青森には「じゃっぱ汁」という郷土料理ががある。

鱈や鮭のアラを使った汁物で、地元では非常に人気の高い料理である。

「じゃっぱ」は津軽弁、共通語なら「あら汁」となる。

 

じゃっぱ(あら) = 余分な物 = ゴミ同様

私は、これまでの人生「味のあるもの」を好み、それを求め、それを手にし生きてきた。
私にとっての「味のあるもの」とは、ゴミ同様の「古びた物」や「役目を果した物」…
新しい物よりも、古びた物に絶大な価値を感じる。
私達人間が生きていく為に必要な三大要素「衣・食・住」
食に「じゃっぱ」があるように、衣にも住にも「じゃっぱ」は存在する。
衣なら、縫製の際にでる「ハギレ」 、着古した「古着」
住なら、住宅建築の際にでる「端材」、役目を終えた建物の「廃材」
私は建築の仕事もしている実状、建築端材や廃材とはいつも隣合せでいる。
一昨年前の住宅建築の現場にての出来事。
定尺の長さに斬られ、役目のなくなった残りの木の端材達がゴミ袋の中へ…

私の、もって生まれた「もったいない精神」に、ビビッ!とくる。
捨てるにはもったいない。 何かに使えるのでは?
現場の休憩時間に、鋸切り、鉋、小刀を手に「じゃっぱ」に新しい命を吹き込んだ。
松の木を使い、試行錯誤で作った「松コプター」が完成!
この「松コプター」を装着し、店主は新たな夢へ飛び立ちます。